全面プリントみたいなデザインは、ドッグウエアとしては珍しいと思うんですけど、これは書き下ろしなんですか?

そうです。ヘナチョコなんですけど私が下絵をかいて、知り合いのイラストレーターさんにおこしてもらっているんです。一応シリーズものになっていて、その時期その時期でテーマがあるんです。セリフも入っていますから、その辺まで見ていただくと私なりのバックストーリーも理解してもらえて、より楽しんでもらえるんじゃないかと思います。
デザインはもちろんでしょうが、そのほかに製作過程で気をつけていらっしゃることはありますか?

より着やすい服、動きやすい服をということで、型紙のパターンは作るたびにいろいろと変更をしています。
縫い合わせの部分は、すれたりして犬の皮膚を傷つけてしまうこともありますから特別気を使うようにしています。犬の運動量は結構多いですから、当たっている部分があったりするとすぐにすれたり傷ついたりしちゃうんですよね。
ファッションの世界では季節ごとの流行の移り変わりが激しいですが、やはりドッグウエアの世界でも流行やハヤリみたいなものはあるのでしょうか?

ドッグウエア全体の流行とかハヤリとかいうのは……。どうなんでしょう、各ショップによって雰囲気やイメージがそれぞれ違いますからね。私自身も流行とかそういうことを特別気にしているつもりはありません。
でも、出来上がったものを見てみると今年の秋冬物はアニマルものが多いですかね。それと素材そのものというか、布地で遊んだ感じのものが多いですね。
取り扱われているのは小型犬用のウエアだけですか?

今のところはそうです。大型犬用は取り扱っていないです。小さいものはチワワぐらいから、大きいものはコッカースパニエルくらいまで着られるでしょうか。サイズ展開は商品ごとに違うんですが、多いものだと8種類ぐらいあります。一口に何犬といってもそのコそのコで、微妙にサイズが違いますからね。同じ体重でも、大きくて細身だったり、小さくてもマッチョだったりといろんなコがいますから。
このお仕事を始めてみて、今はどんな風に感じていらっしゃいますか?

もちろんとても楽しいですよ。やっぱり私の作った洋服を着て、ワンちゃんがかわいくなるっていうのはうれしいですからね。まぁ実際に服を着ているところを見ると、今度はここをこうしようとか、この辺を変えてみようかなとか、そっちのほうに頭がいっちゃうんですけどね。
これからドッグウエアデザイナーを目指す人たちに、なにかアドバイスをいただけますでしょうか?

私自身、デザインはもちろん、洋裁も本格的に勉強した経験があるわけではありません。この仕事はやる気さえあれば、誰でもできる仕事だと思うんです。ただ、そのやる気が問題だとは思います。こういう仕事に完成というのはないと思うんですね。ひとつの製品ができあがったとしても、次はもっといいものをという気持ちを持ち続けられることが大切だと思います。そういう気持ちがあれば、必要な知識や経験はおのずと身についてくるんじゃないでしょうか。

■J&K animals
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