イルカの調教師に向いているのは、どんなタイプの人でしょう?

イルカを始め動物が好きというのはもちろんですが、人前で話すのが好きという人が向いているかもしれませんね。多くの観衆の注目の中でショーを行いますが、そんな雰囲気がたまらなく好きという人は向いていると思います。自分が作っている種目がうまくいったときは気持ちがいいですよ。なかなか、うまくいきませんが(笑)。
泳ぎが苦手な人では、やっぱり難しいですか?

そうですねえ、得意じゃなくてもいいとは思うんですが、苦手な人ではちょっと苦しいかな。まあ、苦手な人でも練習すればある程度は泳げるようになると思いますし、水が怖いというのでなければ大丈夫ではないでしょうか。
イルカの個性は1頭ずつに大きな違いがあるものですか?

もう、まったく違いますね。私が担当しているのはラッキーというカマイルカのオスなんですが、この子はかなりのマイペースですね。みんなが覚えるのに半年かかる種目を1ヵ月程度で覚えてしまう子もいますし、個体によってずいぶん違います。それに、種目によっての得手不得手がありますから、それを人間側がしっかり判断してあげることも重要ですね。
同じショーでも、日によってイルカの気分には違いを感じるものですか?

感じますね(笑)。「おっ、今日は凄いな」とか、「今日はやる気ないなあ」とか。やっぱり、イルカにもありますよ。
イルカには癒し効果があると言いますが、身近にいて感じるときはありますか?

うーん、難しいですね。一緒に生活をしているようなものなので、変な話、イルカとは仕事仲間という感覚なんですね。可愛い、可愛いという感じで接してはいないので、普通の人のイルカに対する感覚とは少し違うかもしれません。ただ、人間に似ているというのとはまた違うんですが、近い存在という気はします。こっちが勝手に思っているだけかもしれませんが、通じるものがあるという感覚でしょうか。
今後の夢や予定はありますか?

いつまでもこの仕事をして、いいトレーナーになりたいですね。動物がいかにストレスを感じない環境に暮らせるかを考えて、それを観にきてくださったお客様にどれだけ伝えられるかをもっともっと勉強したいです。イルカ以外にも、縁があるものはしっかりと勉強したいですしね。
ショーの華やかな部分だけを観て、イルカの調教師に憧れる人も多いと思いますが、知っておいて欲しいこの仕事の厳しい部分はありますか?

よく3Kの職場と言われるんですが、餌は魚なので匂いはしますし、これが苦手な人では夏場は大変かもしれません。それに重いバケツを持ったりもしますので、筋肉は確実につきます(笑)。まあ力仕事は多いですが、そんな無理なことは言われませんので大丈夫ですよ。仕事を見つけるのは大変だと思いますが、諦めずに頑張ってください。大事なのは熱意です。
逆にイルカに教わったことはありますか?

そうですね・・・。自然体で生きるってことかな!

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