VTについて色々なメディアで取り上げられることが多くなりましたし、今後ますます人気の高まりそうな職業ですね。

うーん、本当にびっくりですね(笑)。可愛い動物たちに囲まれた夢のある職業のように取り上げられるケースも少なくないのですが、実際には本当に厳しい職業です。そういったことを分からずに就職したら、きっと一年もたたずに辞めてしまうだろうなあと心配になりますね。
一般的な認知度、就職先としての人気はグングン上がっているわけですが・・・。

現場としてはVTの社会的な地位を上げたいと考えています。アメリカではVTの職業的な地位が確立されていますし、ドクターと同じ対等な評価で就職ができます。JAHAはそれを目指して活動していまして、私自身もいずれ、日本でもVTが国家資格になってくれればいいなと思っているのですが…。
噛まれたり引っ掻かれたりなどしたことは?

怪我をしたくない人は、この仕事には就かないほうがいいですね(笑)。怪我をするのは恥ずかしいことなんですが、毎日の仕事で細かい傷は結構ついてしまいます。経験を積むにしたがって怪我をすることは少なくなりますが、それでも、ある程度の覚悟は必要でしょうね。
動物に関わる仕事がしたいと、転職でVTを目指す方も多いようです。安斎さんも転職組だそうですが、このような方たちにアドバイスがあればお願いします。

私は専門学校で英語を学んで、建築設計事務所に勤めていたのですが、その職種に対する悩みがありました。この時期に母が亡くなったことも影響したと思うのですが、子供の頃から好きだった動物たちのことを強く意識するようになり、思い切って会社を辞めて、専門学校へ入り直しました。会社に勤めていると、私もそうだったのですが「なにか物足りない」と感じる時期がありますよね。その結果、転職を考えるのだと思いますが。
で、転職されてどうでしたか?

VTという仕事は、その物足りなさを埋めてくれるどころか、埋めてまだ余るという状態ですね(笑)。続けていくことが大変な職業なので、今の仕事を辞める前にしっかりとした覚悟を持つことが大事です。一番いいのは、仕事を辞める前に実際の現場を見させて貰うことですね。希望する動物病院があるのなら、ぜひ相談してみてください。
厳しいけれども、それ以上にやりがいも大きい仕事なんですね。

はい。動物が好きな人にとっては、本当に素晴らしい職業だと思います。理想と現実とのギャップは小さくないと思いますが、常に好きな動物に関わっていられるということが、なによりの魅力です。私もまだまだ半人前で、もっと勉強しなくてはならないことが山積みですが、これからも頑張りたいと思っていますので、これからこの仕事に就こうと考えている方も、一緒に頑張りましょう。あと、外国人のお客様の応対、海外の文献やインターネットの検索などで英語が役に立つ場面はたくさんあります。時間があれば、積極的に勉強することをお薦めします。

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